東京都知事選挙

今日から東京都知事選挙の告示が始まりました。

 

投票する権利は18歳以上、立候補する権利は30歳以上の人で、その他の要件を満たす人に認められます。

 

なお、一般にどの程度知られているかはわかりませんが、選挙権は、憲法15条により保障された国民の権利です。

憲法15条1項は、「公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。」としています。

同3項は、「公務員の選挙については、成年者による普通選挙を保障する。」としています。

憲法上の権利ですので、選挙権は、とても重要な権利であるといえます。

 

以前は、成年者とは20歳以上の者をさしていましたが、今は、18歳以上の者をさします。

法律の改正により、成年年齢が引き下げられ、選挙権を持つ人の数は、増加しており、より広く国民の意思が選挙結果に反映されるようになっています。

 

ただ、投票率は、あまり高くなく、令和2年の選挙では、55%程度であったようです。

重要な権利であるにもかかわらず、半分程度の人しか権利行使しておらず、一部の人の意思だけが選挙結果に反映されているともいえます。

より多くの方が、選挙権を行使し、その意思が選挙結果に反映されるようになるとよいかなと思います。

 

なお、選挙の投票日は7月7日です。