横領罪は,主に,自分が持っている他の人の物を,自分のものにした場合に成立します。
横領罪の刑は,5年以下の懲役とされています。
横領は,会社に横領がばれたときや,ばれそうになったとき等,
警察に捕まる前に弁護士に相談する人が多いように感じます。
横領してしまった場合にしなければならないことは,大きく謝罪と返済の2つです。
きちんと謝罪して,全額一括で返済できた場合には,
警察に被害届を出されたり,告訴されたりする可能性が低いと思います。
一括で返済できない場合には,分割での返済を考えます。
できる限り短期間で返済したり,まとまった金額を一時金として支払ったりすると,
比較的話がまとまりやすいような気がします。
金額が大きすぎて,全額返済できない場合には,一時金を支払った上,
分割での一部支払いを考えます。
支払いきれない部分は,免除してもらえるよう交渉します。
いずれにしても,早期の対応が肝心ですので,早めに弁護士に相談するのがよいと思います。