東京地裁の破産再生部が今月移転します。
破産再生部である民事20部は、現時点では霞が関にあります。
霞が関には、地裁・高裁が主に入っている庁舎と簡裁・家裁が主に入っている庁舎があり、そのうち民事20部は簡裁・家裁が主に入っている庁舎に入っています。
そこから、中目黒に新設されたビジネス・コートに移転します。
具体的な移転時期は、10月24日とされています。
申立日によって申し立てる先の庁舎が異なるため、注意が必要です。
少し前から任意整理案件よりも破産・再生の案件の相談が増えている印象です。
他の事務所でも同様の傾向が生じているかはわかりませんが、同じような状況であれば全体の申立件数は増えるはずです。
そのため、中目黒への移転は、思ったよりも多くの人に影響を与えるのではないかと思っています。
弁護士法人心の東京事務所からだと、裁判所までの距離がやや遠くなるため移動時間が増えそうです。
そのため、若干業務負担が増えそうな印象です。
東京地裁の場合、申立後3日以内に実施される即日面接がありますので、それが現在の電話ではなく対面になるとより負担が増えそうです。
ビジネス・コートには商事部や知財部もあり、デジタル化が推進されるようです。
破産・再生事件についてもデジタル化が進むと業務効率がだいぶ上がるような気がしますので、破産・再生事件についてもデジタル化が推進されるとよいなと期待しています。