今月の16日から、改正電気通信事業法が施行されます。
電気通信事業法は、電気通信事業の公共性にかんがみ、その運営を適正かつ合理的なものとするとともに、その公正な競争を促進することにより、電気通信役務の円滑な提供を確保するとともにその利用者の利益を保護し、もつて電気通信の健全な発達及び国民の利便の確保を図り、公共の福祉を増進することを目的とする法律です。
この名称からは、いわゆる携帯キャリア会社やNTT等に適用される法律であり、自社とは関係ないと考える方が多いと思います。
ところが、電気通信事業法は、多くの方が思っているよりも適用範囲の広い法律です。
電気通信事業者として届け出をした会社の一覧は、総務省のホームページに掲載されています。
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/field/tsuushin04_01.html
これを見ると、おそらく多くの方が思っているよりもはるかに多数の会社が登録されています。
WEB、アプリなどのサービスを提供する場合には、電気通信事業法が適用される可能性があります。
登録をせずに電気通信事業を営んだ場合、3年以下の懲役若しくは200万円以下の罰金に処せられる可能性があります。
懲役と罰金は併科される可能性もあります。
自社の提供するサービスが電気通信事業法の適用対象になるかは、サービス提供前によく確認をされるべきだと思います。
顧問弁護士をつけている会社は、一度確認をいただくのもよいかもしれません。