今日は,弁護士会で行われた,ホワイトカラー犯罪に関する刑事弁護研修に参加してきました。
ホワイトカラー犯罪とは,企業の経営陣や管理職など,高い政治的・経済的地位を有する社会の
上層部に属する人々によって行われる犯罪のことです。
たとえば,背任,横領,贈収賄や独占禁止法違反などがこれにあたります。
ホワイトカラー犯罪は,強盗や殺人などの強行犯とは警察や検察の捜査方法が大きく異なります。
その特性を踏まえた弁護活動をしないと,十分な弁護活動ができない可能性があります。
また,その特性から,弁護士も慎重に弁護活動を行わなければならず,対応を誤ると,弁護士が,
証拠隠滅等に関与させられてしまい,弁護士自身が逮捕される可能性もあります。
アメリカ等では,ホワイトカラー犯罪の弁護は,それ専門の弁護士が担当することが多いようであり,
非常に難しい分野だと思います。